コロナ禍の中で
令和3年度もスタートして2か月が過ぎようとしています。当法人が運営している一関藤の園(児童養護施設)と一関藤保育園(認定こども園)の両施設に4月に就職した職員は、仕事に戸惑いながらも、先輩職員の指導のもと日々たくましくなってきているように感じております。
さて、昨年は、猛威を振るっております新型コロナウイルス感染症の対応のために翻弄された一年間でありました。マスクや消毒用アルコールの不足に始まり、非常事態宣言による休校や行事の自粛を余儀なくされました。その後、第2波、第3波の襲来と余談を許さぬ一年でした。当法人では、毎日の感染症対策に加え、子ども達とご家族の皆様のご理解とご協力と職員の日々の対応により、令和2年を無事に終えることができました。今日まで当法人を支え、ご支援を頂きました皆様に心より感謝と御礼を申し上げます。しかし、年が明けても状況は変わらず、更なる感染症対策の徹底を図る必要があり、子ども達や職員の安全を確保していくことが大きな課題となっております。
このような困難な状況ではありますが、昨年度は法人本部の事務局体制を強化し、各施設の運営課題や職員教育などを施設と一体となって進めてきました。特にも、法令遵守の推進、職員の資質向上のための研修に力を入れるとともに、経理規程や職員の処遇改善のための各種規程の見直しも行いました。また、地域の福祉ニーズに応えるための新たな事業を起こすことについては、関係機関との情報の共有を図りながら、具体的な方向性を考えております。それに伴い、児童養護施設一関藤の園では、一緒に働く仲間を募集しております。
来年は、児童養護施設一関藤の園が開設され60周年を迎えます。歴史の重みを感じております。これまでご支援頂きました皆様に感謝しながら、今年も法人と施設の運営に取り組んで参りますので宜しくお願い申し上げます。
法人理事長 橋本 欽哉