令和6年度に向けて
令和6年度がスタートして3か月が過ぎようとしています。当法人が運営している一関藤の園(児童養護施設)一関藤保育園(認定こども園)両施設も順調に新たなスタート切っております。
4月から就職した職員(一関藤の園4名、一関藤保育園2名)は、仕事に戸惑いながらも、先輩職員の指導のもと日々たくましくなってきているように感じております。
いままで猛威を振るっていた新型コロナウイルスは、昨年5月8日から感染症法上2類から5類に引き下げられインフルエンザと同等に位置づけられました。それによって各園の恒例行事がコロナ禍前の状態に戻ってきておりますが一部制限をしておりました。
今後は、子ども達の恒例行事等に保護者が一緒に参加できるようにしていくことが必要と考えております。また、職員の外部研修等への参加も積極的に進めていくことが必要であると考えています。
さて、今年度は、4月より児童福祉法が改正され制度面での見直しが図られることになります。両施設とも、改正の趣旨をしっかり把握し対応を図っていくことが必要とされます。
このような状況の中で、当法人では、令和6年度の活動方針を基本理念である「キリストの愛と光によって導かれた子どもたちの尊厳と幸福を目指します」に基づき次の9項目を重点項目として取り組みます。
1 法人本部機能の強化と各施設との連携
2 新規事業の立ち上げ (こども第三の居場所推進事業及び児童育成拠点支援事業)
3 法令順守の推進
4 利用者の権利擁護の推進
5 職員の人材育成
6 事業の透明性の確保
7 事務処理の適正化
8 職員の処遇改善
9 各関係機関との連携
また、法人が実施主体になって山目地域の小学生を対象に「子ども食堂」を年3回実施しました。今年度も実施する予定ですが資金面の課題を解決する必要があります。
次に、新規事業の「子ども第三の居場所推進事業及び児童育成拠点支援事業」について説明いたします。「子ども第三の居場所」は、子どもにとって、家庭でも学校でもない、もう一つの居場所です。子どもたちが安心して過ごせる場所で、信頼できる大人に見守られながら、笑顔で力強く生きていく力を育める助ける場所です。対象は、小学生となります。
社会福祉法人ふじの園が運営します。建設場所は、山目の前田地区を予定しております。
また、この施設は、将来的には子どもから大人まで集える地域のコミュニティ的な役割を果たす施設になって欲しいと考えております。
施設整備費用は、B&G財団から、年間の運営費は、B&G財団及び一関市からの助成金で運営することになっておりますが、設備の充実やより質の高い運営を行うために寄付金によるご支援をお願いしたいと思っております。何卒、趣旨をご理解のうえご協力をお願いしたします。
理事長 橋 本 欽 哉