コロナ禍からの脱却
令和4年度がスタートして3か月が過ぎようとしています。当法人が運営している藤の園(児童養護施設)藤保育園(認定こども園)両施設も新たなスタート切っております。
4月から就職した職員は、仕事に戸惑いながらも、先輩職員の指導のもと日々たくましくなってきているように感じております。
さて、いまだ猛威を振るっております新型コロナウイルスの感染対策も3年目を迎えました。昨年一年間に藤保育園の休園、藤の園の施設内でのクラスターの発生を経験しました。
利用者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしましたし、日々の感染症対策の難しさを痛感いたしました。子ども達が安心安全に過ごせる施設運営に尽力しなければならないと改めて決意いたしました。
しかし、このような状況の中であっても、子ども達とご家族の皆様のご理解とご協力や職員の皆様の日々の対応により令和3年度を無事終えることができました。また、昨年度も当法人を支え、ご支援いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
令和4年度に入り国会では児童福祉法の一部改正が可決され令和6年4月から施行されることが決まりました。児童養護施設では、今後、国の動向を見ながら対応を図っていかなければならないと考えております。
また、今年は、児童養護施設「藤の園」が開設され60周年を迎えます。
藤の園は、1961年に一関カトリック教会が、元営林署一関療養所の払い下げを受け、聖ゲオルギオのフランシスコ修道会日本管区に譲渡し経営をゆだねられました。翌年5月、青森市の社会福祉法人藤聖母園が岩手県の養護施設として認可を受け、定員60名でスタートした施設です。その後、60年の長きに渡り多くの方々からのご支援を賜りここまで運営を続けことができました。ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
なお、コロナ禍であるため施設としては、式典は行わず、記念植樹と記念誌の発刊を行う予定でおります。
これまでご支援いただきました皆様に感謝しながら今年も法人、施設運営に取り組んでまいりますので宜しくお願い申し上げます。
理事長 橋 本 欽 哉